写真も過去と現在、そして未来を写し出すストーリーを兼ね備えている。
それは風景にしても構造物にしても現在に至るまでの成り立ちがあり、そして今後を予兆するストーリーをも読み、感受する事も出来る訳だ。
まだ、決して逆らう事の出来ない大自然が創り上げた風景の中に、私たちの創造を現実化した構造物や花、草木、創造を現実化した気体、液体、更にゲノム構造までも操作され、制御され、人々に利便をもたらしている今が、将来の風景に大小の影響を及ぼす事も間違いない。
このような概念でさえ結果として隔てる調べが存在すれば、再び原点となり描写となって立ち返り、今の被写体そのものが持ち合わせている素の性質が醸し出すヒストリー、エモーショナルな部分やアグレッシブな所、未だ読み解き、感受する事もない優れた被写体を拾い上げる、そういった事を写真でも表現し、多くの自然が残る神話の国 古代出雲から続く島根を中心に撮影をした写真を、ささやかながらこのサイトに掲げ、これから撮影をする写真には、所見を受ける風景の中に焦点があう事を願いつつ。
そして言うまでもなく、ロジックの一つとして、勿論のこと、光が示しゆく時間の中、素晴らしい風景と巡り合うために。
ギャラリーエヌ